UMLのモデリングツール

オブジェクト指向型言語の設計をする際、
標準的に使用される設計モデルであるUML
私もクラス図なんかは、UMLの基本に則って記述するようにしている。


UMLという仕様が既に明確になっているため、
いつもソースを元にクラス図を起こしてくれるツールを使っている。


世の中にはいろいろなツールがあるようだが、
私が使用しているのはJUDE Communityというツール。
Freeだけれど、いろんなUMLの設計図が書ける。


・・・って言っても、クラス図にしか使ってないけれど。今のところ。


新しいプロジェクトを作成し、
ソースファイルを指定して「ツール」>「Javaソースコードの読み込み」を選択し、
ソースコードディレクトリを参照(サブディレクトリにチェックを忘れずに)
全てのJavaクラスが一覧で出てくるので、クラス図に起こしたいソースを選んで作成。


構造ツリーに使用クラスが表示されるので、
作成したい名前空間を右クリックして「クラス図を自動作成する」を選択。


これでOK


もっとも。これだけでは、ハッキリ言って、煩雑すぎる。
全ての構造が全て描かれるので、ものすごい状態になることもあるし。

というわけで、とりあえず大雑把な構図を把握しておき、
これを元に設計書を書いていくのだ。


なんだ設計書を自動作成するわけじゃないんじゃん。と思うかもしれないが、
属性・操作の名称、引数・戻り値の型、スコープ、静的・動的なども拾ってくれるので、これはこれでありがたいし、
継承や集約、インターフェースなどの関連も分かりやすいので、あとはExcelに必要なものをコピって貼り付けるだけ、くらいの作業になる。


そもそも、平面な文字列だけのソースコードからクラス図を起こすのは難しいというか面倒。
その点、JUDEは割と便利だと思う。


UML Modeling Tool - JUDE
http://jude.change-vision.com/jude-web/index.html